
相対的価値と絶対的価値
私の趣味は何?と聞かれると、格闘技!と即答できるくらい格闘技が好きです。
やるのではなく、見ることですが笑
格闘技の中でも特にボクシングが好きで、先日7月25日に有明アリーナで行われた井上尚弥の試合も一人で見にいきました。
もー、めちゃくちゃ興奮したし、過去最高に面白かったですね。
ただ、ここで感想を話すとそれだけで終わっちゃうので、今回は割愛します。
格闘技の話がしたい人は別で、話しかけてください笑
その井上尚弥の試合なのですが、世界最高の選手ということもありここ3試合全てアリーナ席は22万の価格設定です。
私は毎回そのアリーナ席を買うのですが、そのことを人に話すと95%くらいの確率で、高!!!っと驚かれるのと同時に若干引かれます。
格闘技に興味ない人だったり、井上尚弥がどれくらいすごい選手なのか知らない人は、引いちゃう理由も気持ちもわかります。
が、そのお金に対する価値観というのはめちゃくちゃ大事なので、
今回はそのお金の価値について少し話したいと思います。
結論から先に言っちゃうと、お金というものにそもそも高いも低いもないんですよね。
なんのこっちゃという人もいるかと思いますが、
お金って相対的価値ではなく、絶対的価値です。
どういうことかというと、例えば100万するお水が売られているとして、多くの人は「他の商品」と比較して高いと判断し絶対買わないと思いますが、中には買う人も現れます。※お水で100万は極端な例なので悪しからず。
なぜ買う人がいるかというと、その人がお金持ちだからではなく、その人はお金を絶対的価値で捉えているから。
要するに、その人が100万円の価値さえ感じてしまえば「高いということはない」ということ。
ちょっと難しいですかね、、笑
会社をやっていて、様々なところに予算を割いてお金を使います。
うちは業界がら人材採用にお金を使うことが多いので、そこを例に挙げると、
求人サービスが2パターン用意されていて、20万のプランと100万のプランがあります。
一見すると、100万のプランは高いと判断されそうなものですし、多くの人は20万のプランを選びがちかもしれませんが、20万のプランでは採用0名、100万のプランでは5名採用できたとしたら、
さてどちらが安いでしょう?
結果的に100万のプランの方が安いわけです。
お金の価値は結局どれだけ満足できるか、どれだけ得られるかによって変わるということ。
私からすると、20万払って採用0だとめちゃくちゃ高い買い物してしまったなと思うし、それが1万でも同じです。
ダメな営業マンが100万のプランを説明するときに、「高いですかね?」と聞いてきますが、今の時点で高いも安いもないといつも答えます。
その営業マンのやるべきことは、100万だろうが、1000万だろうが、それに見合った価値を出すこと。
お金そのものに安いも高いもない。何を得られるかによるから。
ボクシングの話に戻ると、結果として22万は安すぎました。それくらい満足しました。
話しをしたことないのでわかりませんが、インタビューから察するに、多分井上尚弥もどれだけ見にきてくれるお客様を満足させるかを、あの死闘の中でも考えているみたいです。
だから超スーパースターなのだと思います。
周りのお金持ちを見ても、お金を相対的価値で捉えている人はほとんどいません。
お金があるからではなく、その考え方がお金をもたらす。
「相対的に」高いブランド品や時計や車をもっているにもかかわらず、全身ユニクロで昼ごはんは全然吉野家でいいですという人がいるのはそういうことです。
特に営業する人に伝えたいのは、会社でサービスを提供するときに自分で高い低いの概念を持たないことが大事。
金額提示したときに、その時点で高いも低いもないから。
その金額に見合った、価値と満足度をお客様に届ければいいだけ。
極端にいうと、自信さえあれば競合他社の金額なんか見なくてもいいくらい。
他社と比較したときに相対的に高くても、満足させるという本気の熱意があれば必ず買ってくれます。
結果めっちゃ安かったなと思わせれば勝ちです。それがビジネスの繁栄の本質。
お金に振り回されることなく、安いから、高いからという概念も捨てて、
値札どうのこうのではなく、自分の価値を感じるものに、お金を払う。
自分が決めた金額で売って、必ずお客様を満足させるために動く。
そうやってみんなで飛躍していきましょう。
今回はここまで。