
自己評価より他己評価
人材紹介をやっていた時からこれまでも何千人という人に向き合ってきた中で、仕事ができる人と出来ない人の見極め方がわかってくるようになりました。
「自己評価と他己評価がどれだけ一致しているか」
これに尽きるなと思います。
周りからの評価と比べて、「自分はもっとできる人間だ」も「自分は全然ダメだ」もダメです。「自分はこれくらいできる人だな」が周りからの評価と一致する人こそできる人です。これは簡単なようで結構難しいことなんです。
それが一致できる人は客観視できる頭の良さを持っている人で、自分を大きく見せようともしないし、自分を小さく見せてへつらうこともしないです。
だからこそ人と向き合って対等に話ができる。
仕事ができない人、自分に自信がない人ほど大きく見せようとしてしまう。自分よりできる人がみれば一目瞭然で「あー、大きく見せようとしちゃってんな」って言うのがすぐにわかります。
仕事ができる人間になりたいなら、まずはその小さなプライドという鎧を脱ぐところから初めていくことをオススメします。
これは経営者同士でも共通しています。
交流会とか集まりに行った時に、マウントをとってくる人や稼いでますアピールをしている人に本当に上手くいっている人はいないです。言葉が攻撃的でトゲがある人も同じです。嘘までついてくる人も多いです。経営者こそプライドの塊で自分を大きく見せようとする人は多いかもしれないです。自分で無意味だとわかっていてもしてしまうんですよね。
これは本当に成功している経営者ほどフラットに話してくるし、何も盛って話してきません。
鎧を脱ぐというのはサラリーマンだろうが、経営者だろうが、どんな人にでも大切なことなのだと思います。
社会人になったら
学生の時と社会人になってからは色々と違うことはたくさんありますし、新卒で会社に入った時に色々と言われると思います。
その中の一つで、学生までは自己評価で生きてきて、社会人になってからは他己評価で生きていかなければならないということもあると思います。
学生までは基本的に自分がどうしたいかで生きてきたと思います。勉強も、テストも、そもそも日本の教育がそうなっています。
厳しい言い方になるかもしれませんが、社会人になって自己評価は何の役にも立たないです。「自分はもっとできる」いらない。自分ができているかどうかは周りが決める。「こんなに頑張っているのに」いらない。頑張っているかどうかは周りが決める。「給料がすくない」いらない。すくないかどうかは周りが決める。厳しいですがこれが現実です。
もちろん自己分析をして、どうしたいのか何をやりたいのかを考えることは大事です。
でもそれ以上に何を求められていてどう返していくか、結果として返せているのかどうなのかを考えることの方がよっぽど大事です。
しっかりと返せていれば、必ず周りは評価します。自分でもっとできると思わなくても「できる人だね」と言われ、こんなに頑張っていると思わなくても「頑張っているね」と言われ、どれが給料や役職に必ず反映されます。それが資本主義のあり方です。
他己評価を意識するだけで、本当に人生は変わると思うのでぜひ意識的に取り組んでみてください!
プライドが傷つかもしれないし、怖いと思いますが一度周りの人に現在の自分はどのような評価なのか聞いてみることもおすすめします。それが聞けたときこそ、鎧を脱げた時だと思います。
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