ホテル清掃とは、お客様が泊まられた後の部屋を綺麗にお掃除する訳ですが、チェックアウト後の部屋に清掃に入った時、人それぞれのいろんな使い方やこだわり、事件の跡などが見られて、結構面白いです。今日はその中でも特に印象的だったのを二つご紹介させていただきます。
1. 謎は深まるばかり、、
大抵どこのホテルにもボールペンとメモ用紙がお部屋に常置してあるのですが、未使用のままチェックアウトされるお客様がほとんどです。今はスマホでパパっとやっちゃいますもんね。
そんな中、ある日清掃に入ると、机の上に美大生が描いたの?ってくらい立派な人物画が描かれている一枚の大きな画用紙が置かれていました。
忘れ物かな?と思い、よくよく見てみると画用紙ではなく、なんと大量のメモ用紙を裏側からセロハンテープでくっつけて、一枚の画用紙みたいにしていたのです!
しかもそこに描かれていたのは、めちゃくちゃリアルなヒ○キンでした、、
メモ用紙をわざわざ貼り合わせて画用紙にした理由、そしてそこまでしてホテル滞在中にA3サイズのクソデカリアルヒ○キンを描こうと思った理由、、
謎は深まるばかりです、、
2.理容室行きなよ
続いてはお風呂でのお話です。
清掃小話なんですが、ホテル清掃の中で、実は水回りの清掃がいちばん大変です。浴槽を洗剤のついたスポンジで擦る作業、濡れたシャワーカーテンを取り替える作業、トイレをブラシで磨く作業と、しゃがんだり背伸びしたりで体勢もコロコロ変わる上に、やはり水回りなので季節によっては手が割れたり、洗剤で荒れたりと最悪です。ゴム手袋をつけてやればいいじゃんと思われるでしょうが、あれはあれで中に水が入っちゃって手がふやけちゃったり、細かい作業がしにくかったり、夏場とかだと数日使っただけですぐに臭くなったりと、これまた最悪なのです。はやくなんか技術革新なり起こって誰か最強無敵の手袋作ってくれ〜と毎日願っています。
話が逸れましたね、本題に入ります。
そう、お風呂でのお話です。
ある日いつものようにチェックアウトされた部屋に入り、さあ掃除するか〜とユニットバスのドアを開けた瞬間、目の前に衝撃的な光景が広がりました。
なんと、バスタブの中におびただしい量の髪の毛が落ちていたのです!
文字にするとなんか大した事ないような気がしてしまいますが、尋常じゃない量なんです、髪の毛でバスタブの床がほとんど見えないくらい埋め尽くされていたんです、想像してみてください、凄いでしょ?凄かったんです。
もちろん排水口が詰まってしまうので水で流す訳にもいかず、全部拾い上げたのですが、立派なカツラが作れるんじゃないか?ってくらいの量があってびっくりしました。
ロン毛のお客様が坊主にでもしたのか、、
ホテルでの散髪は出来ればご遠慮いただきたいです、、
という事で本日は2件紹介させていただきました。
まだまだありますので、次回またご紹介させていただきます!では!