
自分を褒めることの大切さ
先月から管理職(マネージャー陣)にも、毎日日報を書いてもらうことにしました。
え、今更?今まで書いてなかったの?と指摘はありそうですが笑
何時に何をやったという1日のスケジュールを書かせる一般的なものと、
最後にその日1日を通して見つけた、自分を褒めるポイントを記載してもらっています。
内容は本当になんでもいいんです。
作業効率が上がった、これを身につけた、誰々とうまくコミュニケーションを取ることができたなど
本当に些細なことでもいいから自分を褒めてねと伝えています。
ただこれがみんな本当に下手くそで、、笑
成果とかやったことを記載することが多くて、でもそれは結果であって決して褒めているわけではなくて。
その成果のどの部分を褒めたいのかまでの記載があんまりないんですよね。
と言いつつもみんなが下手くそなの、難しいのはめっちゃ理解できます。
私もめちゃめちゃ下手なので笑
でもそれは、そもそも日本の働き方というか文化というか、あまり自分を褒めながら仕事するってことがないからだと思います。
どちらかというと課題とか弱点を見つけてそこをどう解決していくかに焦点が当てられるような教育をされてきているから、逆に「自分を褒める」という文化を構築していくのは難しいなと勉強にもなりました。
ここで勘違いして欲しくないのは、私が今流行りの自己肯定感をあげようみたいなことを言っているのではありません。むしろ仕事において自己肯定感高い人でろくな人を見たことがない。
プライベートとか普段のマインドとか、そこでは自己肯定感高くてもいいと思いますが、仕事の取り組みにおいては自己肯定感は低い方が結果を残すと思います。
ここの考え方においては結構長くなるので、またタイミングで別の記事で書きますね。
話を戻して、
私も社会人になって十数年ですが、これまで自分を褒めるというのをあんまりやってきませんでした。
ただ、昨年とある記事から褒めることの大切さを学びました。(ごめんなさい、なんの記事かは忘れました)
自分を褒めることは、「どこが成長できたか」を振り返ることに繋がり、そしてそこを認識し、モチベーション向上にも繋がりますが、何よりそれを蓄積していくことで自分の「強み」につながっていく。
そしてそれが資産になる。
ということに気づきました。
うちの社員にもそういう良い循環を身につけてほしいなと思い、日報に書かせるようにしました。
日報は毎日書かないといけないし、ということは毎日強制的に自分を褒めるポイントを見つけなければならない。
この強制的にというのが素晴らしく、強制しなければ絶対にみんな褒めるポイントを見つけることなんかしません。
周りから褒められて気づくことももちろん大切なんですが、
やっぱ自分で成長ポイントを見つけることが、一番「強み」への蓄積と自覚は早いと思います。
これも教育論で書くと長くなるので、また別の記事で書こうかなと思いますが、
私がこれまで色々な研修をやってきて思うのは、人に言われて人は変わらないということ。
「自覚」が全て。
そういう観点で言っても、やっぱりちゃんと毎日自分を振り返って自分の成長ポイントを感じることがとても大切だと考えます。
褒めるばっかりで反省はしなくて良いのか!という声もありそうですが、みんな反省はあえてやらなくてもしっかりとやっていると思います。
自己肯定感が高い人は反省しないのでろくな人がいないというところに繋がってきますが、少なくともうちの社員特に管理職はみんな反省できる人たちなので、そこはあまり心配していません。
これを読んでくれた人たちも、「毎日1個、なんでも良いから自分を褒める」という時間を作ることをおすすめします。
「強み」はその人の「色」「個性」になります。「弱み」が少ないことは素晴らしいですし、安定感は抜群なんですが、強みがなければ色も個性もない人になってしまいます。
ある一定のレベルまでいって、それ以上に行こうとすると必ず「個性」=「強み」が必要になります。
変えが効かない人材とは、その人じゃないといけない=その人の個性=強み
となるからです。
ですので、みなさんも毎日「褒め」を蓄積していって、圧倒的な「強み」に変えていってください。
うちの社員もまだ下手ですが、1年後くらいには褒めのプロになってくれることを期待しています!