大切な心構え
この前上場企業の社長さんと会食した時に、考えが一致して盛り上がった話があるので共有してみようと思います。
「起業したいのですが、何のビジネスしたらいいでしょうか?」
という質問はマジで五万とされます。
かれこれ10年近く経営していると、本当にたくさんこの質問をされます。
昔は一緒になって市場とかを調べてあげたりしたのですが、
経営年数が経っていくと、経営の真理というものがわかりだしますし、周り見てもうまくいっている会社もあれば残念ながら潰れていく会社も見てきて、私の中である程度の統計みたいなものも蓄積していきます。
そういった状況の中で、近年上記の質問をされたときに私が答える回答は一つです。
「知らん!」
はい、もう閉店ガラガラって感じですよね。笑
もちろん、ただ単純に冷たくあしらっているわけではありません。
知らん!に込められたメッセージとして、「そもそもあなたは何をしたいの?」の裏返しです。
というのもビジネスは「何をするかではなく、誰がするか」だからです。
まぁぶっちゃけビジネス以外も、何でもそうなんですけどね。
インターネット・SNSが発達して、すぐに情報が調べられるから、正解が「わかった風」になってしまっている昨今、
あたかも100点を取れるのではないかと勘違いしている傾向が大いにあると思います。
特にビジネスにおいて100点なんかありえないし、どんな偉人でも絶対に取れない。
何が一番大切かというと、「あなたが100%の熱量を注げるものは何ですか?」に答えられるかどうかです。
正解とか、100点とか、そんなものを初めから狙っても絶対にうまくいきません。
でも100%熱量を注げるものには、周りの人の「応援」という最高最大価値がついてくることによって、成功確率は格段に上がります。
「熱量に勝る成功要因なし」です。
あと熱量高い人はどんな苦境に立たされても、いい意味でしつこい。七転八起です。
ただそのしつこさが成功へ近づけます。
で、これを起業志望がある人のみの話だと思っている人もいるかもしれませんが、
これは私も含めて働いている全員に言えることです。
うちの従業員を見てもたまに思うことがあります。
変に100点狙ってきてんなーって。100点なんか絶対出ないのになーって。
ここで勘違いして欲しくないのは、結果にこだわらなくていいということではありません。
熱量を込めれば、結果が出るけれど、熱量ないと小手先でうまく見繕っても絶対に結果でないよってことを伝えたいだけです。
資料作りにしても、社内プレゼンにしても、そこに熱量が入ってるかどうかはすぐにわかるし、熱量が入ってないものに関しては何も魅力を感じないです。
むしろ全然粗くても、そこにどんな思いを入れたのか、どこまで真剣に考えたのかが伝われば3割り増しで魅力的に見えます。
よく令和の虎みたいな投資をするかどうかを決める番組ってありますが、必ずみんな「熱量=その人の精一杯」の部分を見てると思います。
なので皆さんにしてほしいことは、正解不正解を考える前に“自分と向き合って”自分が現状できる範囲で100%のことをやるということ。
自信持って100%と言い切れる納品物をだし続けて行けば、必ず成功します。
これは絶対。
体調が悪くてとか、モチベーションが下がっていてとかで本来の力が発揮できないこともあるでしょう。
でも、そういったコンディションが悪い中でもそこも踏まえた上で100%を出せばいい。
一生懸命やったかどうかは話せば必ずわかります。
変にこうやればいいんでしょとか、こう書けば正解なんでしょみたいな思考はすぐに捨てて、まずは自分と向き合って自分が納得できるもの、しっかりやったなと言える納品物を出していきましょう。
今回のブログを読んでくれた人から、わかっちゃいるけどそんな簡単にできない!という感想がめっちゃ出てきそうですが、みんななかなか出来ないからできたら最強になれるよということが伝えたいのと、
100%というと難しく感じるかもしれませんが、要は何がいいたいかというと、周りがどう評価するかどうかを考える前に、自分とちゃんと向き合って自信があるものを納品しなさいよということです。
そうすれば必ず結果に結びついてくるし、いい仕事ができるようになりますよ。